生きる ~2024 若い命を支えるコンサート~
クラシック・ヨコハマ2023のフィナーレを飾る当コンサート。今回は、ピアニストの梯剛之さんとバイオリニストの成田達輝さんが出演します。二人はともに、フランスのロン=ティボー国際コンクールに入賞。著名指揮者および国内外のオーケストラと多数共演し、高い評価を得る実力派の演奏家です。
梯剛之さんは、小児がんにより生後1か月で失明しながらも、ハンデを乗り越えて、世界的な数多くの音楽コンクールに入賞。著名なアーティストとの共演を重ねながら、小・中学校の訪問演奏を続けるなど、精力的な演奏活動を行っています。
成田達輝さんは、全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催、横浜市共催)の全国大会で1位に輝き、その後、ロン=ティボー国際音楽コンクールやエリザベート王妃国際音楽コンクールなどに入賞し、圧倒的なテクニックと多彩な表現力で聴衆を魅了する現在最も注目を集める若手バイオリン奏者の一人です。
指揮は、国内の主要オーケストラと共演を重ね、2023年4月からは仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者に就任。2024年4月からは九州交響楽団首席指揮者に就任が予定されているなど、今後の活躍が期待され、若手指揮者の筆頭と言われている太田弦さんです。
そして今回も、全日本学生音楽コンクールの1位入賞者が出演し、みずみずしい演奏を届けます。
生きる~若い命を支えるコンサートとは
毎日新聞社は1996年から、小児ガンと闘う子供たちを支援するキャンペーン「生きる」を展開しており、様々なイベントやコンサートを通じて、病気への理解と協力を訴えてきました。2007年度、クラシック・ヨコハマ版生きるとして誕生したのが「生きる~若い命を支えるコンサート~」で、今回17回を迎えます。このコンサートでは、著名な音楽家に加え、全日本学生音楽コンクール入賞者が参加して、病気と闘う同世代に励ましのメッセージを送っています。
日時
2024年1月21日(日) 15:00開演
会場
横浜みなとみらいホール 大ホール
横浜市西区みなとみらい2-3-6
電話:045-682-2000
みなとみらい駅(東急東横線直通/みなとみらい線)下車、「クイーンズスクエア横浜連絡口」より徒歩3分
桜木町駅(JR 京浜東北線・根岸線/横浜市営地下鉄)下車、動く歩道からランドマークプラザ経由でクイーンズスクエア1階奥(徒歩12分)
チケット情報
入場料:全席指定6,000円、舞台後方P席4,000円
※未就学児童の入場はお断りいたします
やむを得ぬ事情により、出演者・曲目等が変更になる場合がございます
■チケット取り扱い
神奈川芸術協会 (電話:045-453-5080)
■プレイガイド
横浜みなとみらいホールチケットセンター (電話:045-453-5080)
チケットぴあ(Pコード:251-162)
イープラス
ローソンチケット(Lコード:35416)
※座席番号のご指定は、神奈川芸術協会、横浜みなとみらいホールチケットセンターで可能です
お問い合わせ先
毎日新聞社事業本部
電話:03-3212-0187(平日10:00~18:00)
主催
主催:毎日新聞社、クラシック・ヨコハマ推進委員会、横浜市
特別協賛:ファンケル
協賛:王子製紙、東日印刷
曲目
梯 剛之
♪ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
成田達輝
♪チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ほか
出演
梯 剛之(ピアノ)
成田達輝(バイオリン)
太田 弦(指揮)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
出演者プロフィール
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ピアノ梯 剛之プロフィールを表示する1977年生まれ、小児癌により生後1か月で失明、4才半よりピアノを始める。小学校卒業と同時にウィーン国立音大準備科入学。94年チェコの盲人弱視者国際音楽コンクール、ドイツのエトリンゲン青少年国際ピアノコンクールで最年少優勝。95年アメリカのストラヴィンスキー青少年国際コンクール第2位。97年村松賞受賞。98年ロン=ティボー国際コンクール2位。99年都民文化栄誉章、出光音楽賞、点字毎日文化賞、2000年ショパン国際コンクールワルシャワ市長賞受賞。
2005年「子供に伝えるクラシック制作委員会」設立。各地の小中学校訪問演奏を続けている。これまでにプラハ響、フランス国立管、バルカン室内管、N響、神奈川フィル、日本センチュリー響、読売日響、新日本フィル、仙台フィル、山形響などのオーケストラと、また小澤征爾、フルネ、ベルティーニ、アルブレヒト、ルイージ、小林研一郎、阪哲朗他各氏と共演。
TV 朝日「徹子の部屋」、NHK「芸術劇場」「N 響アワー」、BSテレ東「おんがく交差点」等出演。佐々木弥栄子、高岡慶子、阿部美果子、E.D=ヴァイスハール各氏に師事。
第91回、第92回日本音楽コンクール審査員。ソロ・リサイタル、W. ダヴィッド(Vn)とのデュオ・リサイタルなどライブ録音CD多数。レコード芸術”誌特選盤、準特選盤にも選ばれた。 -
バイオリン成田達輝プロフィールを表示するロン=ティボー国際コンクール(2010)で第2位およびセサム賞受賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール(2012)にて第2位およびイザイ賞受賞、仙台国際音楽コンクール(2013)でそれぞれ第2位受賞。その超絶技巧と詩情豊かな音楽性に、「パガニーニの再来」とフランス紙で評された。
著名指揮者および国内外のオーケストラと多数共演し高い評価を得るとともに、リサイタルやジャンルにこだわらない様々なアーティストとの室内楽においても圧倒的なテクニックと多彩な表現力を披露している。
現代作曲家とのコラボレーションも積極的に行っている。カンブルラン指揮/読売日本交響楽団と演奏した一柳慧作曲「バイオリンと三味線のための協奏曲」(世界初演)の公演は2022年度芸術祭大賞を受賞した。
これまでに、澤田まさ子、市川映子、藤原浜雄、ジャン=ジャック・カントロフ、スヴェトリン・ルセフ、フローリン・シゲティ、田中綾子の各氏に師事。リリースしたCDは「成田達輝デビュー!サン=サーンス、フランク、フォーレ、パガニーニ」(ピアノ:テオ・フシュヌレ)海外での演奏活動も積極的に行っており、2018年、2019年には韓国平昌で行われた音楽祭に参加し、ソン・ヨルム、スヴェトリン・ルセフらと共演。2018年はミンスクで行われたユーリ・バシュメット音楽祭にも参加している。
使用楽器は、アントニオ・ストラディヴァリ黄金期の”Tartini” 1711 年製。(宗次コレクションより貸与)。 -
指揮太田 弦プロフィールを表示する1994年北海道札幌市に生まれる。幼少の頃より、チェロ、ピアノを学ぶ。
東京芸術大学音楽学部指揮科を首席で卒業。学内にて安宅賞、同声会賞、若杉弘メモリアル基金賞を受賞。同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程を卒業。
2015年、第17回東京国際音楽コンクール〈指揮〉で2位ならびに聴衆賞を受賞。指揮を尾高忠明、高関健の両氏、作曲を二橋潤一氏に師事。山田和樹、パーヴォ・ヤルヴィなどの各氏のレッスンを受講する。これまでに読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、群馬交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団などを指揮、今後さらなる活躍が期待される若手指揮者筆頭。2019年4月から2022年3月まで大阪交響楽団正指揮者を務める。2023年4月より仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者に就任、2024年4月より九州交響楽団首席指揮者に就任予定。第30回(2022年度)渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。
2021年2月、オクタヴィア・レコードより交響曲 第8(9)番 ハ長調 D944 「ザ・グレイト」(新日本フィルハーモニー交響楽団公演ライブ収録)をリリース、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言開けに行われた公演の緊張感の中、太田のエネルギー溢れる「グレイト」が聴衆の話題をさらった。 -
管弦楽神奈川フィルハーモニー管弦楽団プロフィールを表示する1970年神奈川県を本拠地とする唯一のプロ・オーケストラとして発足。地域に密着した音楽文化の創造をミッションとして、神奈川県全域をはじめ、全国各地で幅広い活動を続けている。1978年に一般財団法人、2014年には公益財団法人として認定されている。
横浜を中心とした定期演奏会や特別演奏会、県内各地を回る巡回公演などの主催公演を開催。音楽教育にも積極的で、小中学校での音楽鑑賞教室を全国各地で開催し、広い世代に音楽の魅力を伝え、また医療機関や特別支援学校への出張演奏も行っている。2020年には創団50周年を迎え、現在指揮者陣には、音楽監督に沼尻竜典、名誉指揮者に現田茂夫、特別客演指揮者に小泉和裕を擁し、実力、人気ともに益々注目されているオーケストラである。
ホームページ :www.kanaphil.or.jp